「きつい・怖い」という内視鏡への皆様の概念を取り払えるような種々の工夫を施して検査致しております。
当院では、胃と腸の両検査共に静脈鎮静法で施行しています。
眠っている間に検査は終了しますので苦痛はありません。
近年、胃癌の発生にかかわる重要な要素として、胃へのピロリ菌の感染が注目されてきています。
胃の中に住むピロリ菌は、胃炎や胃潰瘍、さらに胃がんになるリスクを高めます。
しかし、抗生物質と胃酸を抑制する薬を組み合わせて内服することで、大部分の患者は除去することが可能です。
また、ピロリ菌の有無を調べる方法も数種類あり、胃内視鏡の際に一緒に調べることもできます。
以前から胃や十二指腸に潰瘍がある、慢性の胃炎がある、もしくは最近胃のあたりがすっきりしないといった方には、胃の内視鏡検査をお勧めします。
上部消化管内視鏡検査は、バリウムによる造影検査と異なり、胃・十二指腸の中を直接カメラで隅々まで観察し、病変を見つけ、多くの早期がんを内視鏡下治療で完治できるまでに進歩しています。
当院では様々な患者様のニーズにお応えするため、通常内視鏡(直径約9mm)と経鼻内視鏡(直径約5mm)を導入しております。
当院では、NBI(狭帯域光観察)機能を搭載した最新の内視鏡システムを導入しております。このシステムにより、毛細血管や微細構造の変化が、より、鮮明にはっきりと確認できるようになり、早期癌の発見率向上に繋がります。
波長の透過イメージ
NBI(Narrow Band Imaging)とは狭帯域化された2つの短い波長の照射光を用いることにより、粘膜表層の毛細血管、粘膜微細模様を強調する機能です。
狭帯域化された短い波長の照射光は、組織の浅い部分までしか透過しないため、粘膜表層の細かい画像を得ることができます。
鼻から行う内視鏡検査にはこんな特徴があります。
経鼻法・経口法による挿入
詳しくはご来院時にお尋ね下さい。
またメールもしくはお電話でもご相談承っております。お気軽にお問い合わせ下さい。
肛門から内視鏡を挿入して、盲腸までの大腸と小腸の一部を直接観察し、病変を見つけるために行います。
もし病変が見つかれば、良性の病変とがんを区別するため、一部をとって顕微鏡で調べる検査(生検)を行います。
早期がんなら検査と同時に治療(手術)することもできます。
高度の技術を駆使しながら苦痛無く短時間で挿入します。
検査中の送気はCO2ガスを使用しますので内視鏡後のお腹の張りが全くありません。